“かっこいい大人”って、
“敬意を忘れない人”
だと思います



入社1年目と比べて、
仕事内容や役割に
どのような変化がありましたか?
入社時は「教わる側」、
今は「任される側」
入社1年目は、右も左も分からず、ロレックスの基本的な知識や接客の基礎を学ぶのに必死でした。でも今は、店舗運営や管理といった業務も任せてもらえるようになっています。
新人の育成を担当するトレーナーとしての役割もあり、後輩から「どう見られるか」、後輩へ「何を伝えるか」といった視点で動けるようになったのは、大きな変化ですね。
1年目はどんなことに苦労し、
どう乗り越えましたか?
コロナ禍による未曾有の状況。
柔軟に対応できたことが、今の土台に。
入社してすぐ、コロナによる緊急事態宣言でブティックが一時休業に。商品の供給も止まり、通常の接客スタイルが大きく変わりました。「販売できる商品を提案する」のではなく、「ご来店いただいたお客様にいかにご満足いただけるか」を考えながら接客することが求められました。その時の環境や状況に柔軟に対応しながら、お客様との信頼関係を築く力が養われたと思います。

特に成長したと感じる
スキルや知識は何ですか?
最も伸びたのは“傾聴力”。お客様の声に寄り添えるようになりました
以前は、ロレックスの魅力を一方的に伝える意識が強かったのですが、今はお客様の言葉に耳を傾け、その背景や価値観を引き出すようになりました。傾聴しながら、的確なご提案ができるようになったのは、自分でも大きな成長だと感じています。
また、経験を重ねる中で、単に商品をご紹介するのではなく、お客様のライフスタイルや装い、価値観に合わせたご提案ができるようになりました。例えば「このご着用シーンであれば、こういった素材のコンビネーションがおすすめです」とお伝えすることで、よりご満足いただけるご提案ができるようになりました。
自身の成長を実感できた
エピソードがあれば
教えてください
「大人になったらIさんから買いたい」──心に残る言葉が、接客の喜びです
以前からロレックスをご愛用されていたお客様を、アドバイザーの異動に伴い私が引き継ぐことになりました。最初はなかなか距離感を掴めずにいましたが、ご家族への丁寧なご提案を続ける中で、次第に信頼関係を築けるようになりました。
ある日、お母様に商品をご案内していたところ、そばで見ていたお嬢様から「大人になったらIさんからロレックスを買いたい」と言っていただけました。その言葉を聞いた瞬間、提案の一つひとつが誰かの心に残るものなのだと改めて実感し、今でも大きな励みになっています。


ウォッチコーディネーター資格を
取得されたとのことですが
通勤時間や休日を使って地道に勉強。
取得後は自信につながりました
2ヶ月前から本格的に準備を始めて、図書館での勉強や通勤中のテキスト読解を継続しました。資格取得後は名刺にも記載されます。お客様から「安心してお任せできます」と言われた時には、努力が報われた実感がありました。
今後はウォッチコーディネーターの上級資格にチャレンジしたいと考えています。資格取得は、会社からの資格取得支援制度もあります。上級資格に合格すれば資格手当も支給されます。
また、敬語や立ち振る舞いなどの基本を再確認できる接客サービスマナー検定の取得も視野に入れています。より質の高いサービスをご提案できるように努めていきたいです。
トレーナーとして、
仕事への意識は
どのように変わりましたか?
「伝える」ということの難しさと向き合い、自分自身が学ばせてもらっています
トレーナーを務める中で、どの順番でどう伝えると理解してもらえるか、常に試行錯誤しています。それが結果的に自分自身の知識の再確認にもなり、今の接客力につながっています。
「Iさんのようになりたい」と思ってもらえるように、立ち振る舞いや言葉遣い、表情なども日々意識しています。後輩にとっての“ロールモデル”でいられるよう、常にプロフェッショナルであることを意識しています。

接客・販売、駒調整の
練習、備品発注
15:15休憩
員数チェック・修理品等発送
業務